お知らせ
2018.04.27 / コラム
はしか(麻疹)の予防方法
2018年3月下旬以降、沖縄では70人を超えるはしかの感染が確認されています(4月27日現在)。
愛知県でも10人の感染が判明し、はしかの感染を心配されている方も多いのではないでしょうか。
はしかは感染力が強く、空気中を漂いながら人から人に感染するため、手洗いや通常のマスクのみでは予防できません。
予防法としては、予防接種が最も有効とされています。
麻疹の予防接種を受けると、1回の予防接種で95%以上、2回の予防接種でほぼ100%近くの人が麻疹ウイルスに対する免疫を獲得すると言われています。
しかし、せっかく獲得した免疫も1回のみの接種では年数の経過とともに低下していくため、免疫の増強効果を期待して2回接種することが勧められています。(2回接種していてもはしかに感染することがありますが、ごくまれと言われています。)
以前ははしかの流行が度々起きて、多くの方が大人になるまでの間にはしかに感染していました。
一度典型的な麻疹に感染すると、生涯に渡る免疫を獲得することになります(終生免疫)。
ただし、抗体検査や遺伝子検査などで診断されたのではなく、症状等から診断された場合は、別のウイルス感染症であった可能性もあるため、実際にしっかりとした免疫が獲得されているのかはわかりません。
実際に麻疹に対する免疫をしっかりと獲得できているかどうかを知るには、ご自身の母子手帳で接種記録を確認するほかに、血液検査でも調べることができます。
当院ではご予約頂ければ、麻疹を含め、各種予防接種を行うことが可能です。(一部お取り扱いのない予防接種もございます。)
予防接種をご希望の方はお電話にてお問合せください。