お知らせ

2018.04.26 / コラム

胃カメラ・胃バリウム検査

定期的に胃の検査を受けていますか。

豊橋市のがん検診では、40歳以上の偶数年齢の方は3000円(平成30年4月26日現在)で胃の検査を受けることができます。

40歳以上50歳未満の偶数年齢の方は胃バリウム検査ですが、50歳以上の偶数年齢の方は胃カメラ検査もしくは胃バリウム検査のどちらかを選択することができます。

胃バリウム検査(上部消化管造影検査)は、造影剤(バリウム)と発泡剤を内服しながら色々な体位でレントゲン撮影を行い、バリウムが付着した胃の粘膜をみることで胃の内部を評価します。

胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、先端にカメラが付いたファイバーを口もしくは鼻から挿入し、食道や胃の内部をくまなく観察します。

胃カメラ検査では胃の粘膜を直接観察することで色調の変化なども捉えることができるため、胃バリウム検査と比較して早期胃がんの発見率が高いとされており、可能であれば胃カメラ検査を選択されることをお勧めしております。

とは言え、胃カメラ検査を受けたことがない方からすると、胃カメラ検査は「苦しそう」「大変そう」といったイメージがあるかと思います。

確かに、一般的に、若い方や咽頭反射が強い方はそうでない方に比べて、胃カメラ検査で苦痛を感じることが多いかもしれません。

胃バリウム検査でも早期の胃がんを発見することはできますし、胃がんの種類によっては、胃全体の形態を確認できる胃バリウム検査のほうが発見に適している場合もあります。

胃がんの早期発見には胃の検査を定期的に受けるということ自体が大切であるため、胃カメラ検査に抵抗がある方は、胃バリウム検査を選択して頂ければよいと思います。

ただ、胃バリウム検査で異常を指摘された場合にはより詳細な評価が必要になるため、再検査として胃カメラ検査を受けて頂く必要があります。

そのため、以前に胃バリウム検査でポリープ等の異常を指摘されたことがあるという方は、次回からは胃カメラ検査を選択して頂いたほうが何度も検査を受ける必要がないかもしれません。

当院では胃バリウム検査、胃カメラ検査のどちらも対応することができます。

検査には予約が必要ですが、診療日の午前中は随時検査を行っているため、比較的スムーズに予約をお取りすることができます。

なお、午前中のみではありますが土曜日の検査も可能です。

当院の胃カメラ検査は経口(口からの挿入)のみとなっております。

苦痛を減らすために鎮静剤を使用して胃カメラ検査を行う病院もありますが、鎮静剤を使用することによるデメリット(鎮静剤で鎮静がかかりすぎてしまうことがある、検査後すぐに帰宅できない、検査後に車やバイクの運転ができない)を考え、当院では鎮静剤を使用せずに検査を行っています。

もちろん、患者さんが苦痛を感じる時間をなるべく少なくするため、検査は迅速に行うことを心がけており、概ね5-10分程度(必要時に追加で細胞の検査を行う場合でも15分程度)で終了します。

胃カメラ検査、胃バリウム検査に関してのご予約、お問い合わせは電話でも可能です。

いつでもご連絡ください。