お知らせ

2018.05.16 / お知らせ

肺機能検査始めました

当院でも肺機能検査が行えるようになりました。

肺機能検査では、筒状のマウスピースを口にくわえて息を吸ったり吐いたりすることで、息を吸う力や吐く力を測ることができます。

気管支喘息、COPD(肺気腫)、間質性肺炎といった呼吸器疾患が疑われるときや、その状態を見る場合に行われる検査です。(最近では人間ドックでも『肺年齢』として測定されているのをよく見かけます。)

気管支喘息は、「息を吐いたときにヒューヒュー音がする」「夜間や朝方に発作のように咳が出る」といった典型的な症状が出るため、患者さんのほうから「喘息が心配」とご相談頂くことが比較的多いのですが、COPDは咳、痰、動いたときの呼吸困難感といった症状が、年齢を重ねるとともに徐々に進行していくため、ご本人がCOPDという病気であるということに気づかないまま放置してしまい、重症になってから病院に来られる、といったことがしばしばあります。

COPDはたばこの煙によって肺が破壊される病気です。

現在の医学では、一度破壊された肺は決して元に戻ることはなく、なるべく早く禁煙をしてそれ以上肺が破壊されないようにすることが一番の治療とされています。

禁煙をしたうえで、COPDの症状がある場合には気管支を拡げる薬剤を口から吸う治療(吸入治療)を行います。

COPDの進行や加齢による筋力の低下で肺機能が低下し、肺から必要な酸素が十分に取り込めなくなった場合には、家や外出先でも酸素を鼻から吸って生活しなければならなくなります(在宅酸素療法)。

また、COPDは全身性の疾患であると言われており、肺に炎症を起こすだけでなく、骨や筋肉、血管、消化管といった様々な臓器に影響を及ぼします。

COPDは早期に診断して、早めに治療を開始することが重要な疾患なのです。

しかし、先ほどもお話ししたように、徐々に進行するといった特性から病気という認識がされにくいため、喫煙者でCOPDの症状が出ていても、COPDと診断されていない人が実は非常に多いと言われています。

肺機能検査はCOPDの診断に欠かせない検査です。

喫煙者の方、慢性的な咳、痰、動いたときの呼吸困難感でお悩みの方は、一度肺機能検査を受けて頂くことをお勧めしています。

いつでもご相談ください。